【解説/考察】果てしなきスカーレット/今年度最低評価の作品を頑張って紐解く4つの考察(※ネタバレあり)
はい、どうも皆さんこんにちは。こちらの 映画ラジオのお時間です。この動画は前回 公開したこちらの動画の続きとなります。 前回の動画では細田守る監督最新作 果てし泣きスカーレットについてなぜ こんなにも国となってしまったのかの理由 を感想形式でお話しさせていただきました 。その中の1つにそもそも内容が分かり にくい設定や背景が説明されず理解が 追いつかないという点があります。細田 守る作品では結構あるあるだったりするん ですが、今作も例に漏れず説明不足の オンパレードでしたので、そこを保管する ための解説考察をさせていただきたいと 思います。基本的にはパンフレットや インタビューの情報を参考にしつつ僕自身 が鑑渉して感じたことも踏まえてお話しし ますので、もしかしたら皆さんが考えて いることと違うようなことも言っているか もしれませんが、そこはあくまで僕個人の 意見という形で温かい目で見ていただける と嬉しいです。公開から1日経ちSNSで は未だに告が目立ちますが、内容が理解 不能という観点に関してはこの動画でいく かカバーできたらと思いますので気になる 方は最後までお付き合いいただけたらと 思います。こっから先は本作をネタバレを 含みますので気をつけて干渉してください 。この動画でお話しするテーマはこちらに なります。前回の動画を干渉していない人 がいたら左側のテーマについてお話しして いるので合わせて見ていただけたらと思い ます。概要欄にリンクを貼っておきますね 。それではこの動画も長くなりそうなので 早速やっていきましょう。 先ほどパンフレットの情報を元にとお伝え したはいいものの、その中でもあまり確信 には触れられていない部分が多く、見て いただいた観客に委ねますというような ものが多かったので結局大半が僕自身の 考えに基づいたものになってしまいそう ですが、まずこの世界の大きな謎の1つ、 死者の国とは何かという点ですね。確実に 分かっていることはこの世界は死後の世界 ではないということ。元世から有なく死と なった場合問答無用で虚務となるので死者 の国は通りません。なのでおそらく死者の 国を経由する条件は2つ。1つ目は精死を 彷徨っていること。スカーレットは毒を 盛られて即死ではなく薬によって生き残る 可能性がある状態でした。実際に彼女は 生き残ることができましたからね。ひ尻も 通り間から子供を守った後に即死ではなく 集中治療室のような部屋にいました。 クローディアスも毒が盛られた飲み物を 謝って飲んだめ、自質スカレットと同じ ような状態だったのだと思います。という か、間違って飲むこととかあるんですか ねえ。シーンこれって思っちゃったんです けど、いずれにしても精限状態にいること が条件の1つ目ですね。アムレットは刺さ れて即死だったことからもこの条件は およそ間違いないと思います。そして2つ 目は行きたいという気持ちがわずかでも あるということ。スカレットが死者の国に 行く直前。横っている彼女の周辺から多数 の赤黒い手が出てきて彼女をどこかに 引きずり込もうとします。あの先は おそらく虚無になるのだと思います。でも そこで抵抗して生きる気持ちが少しでも ある場合は死者の国を経由するということ なんでしょう。死者の国へのエントリー 条件はこの2つだとしてその他にも おそらく複数のルールがあると思います。 ほぼほぼ確定なのは死者の国に入った際に 原世で自分が所持していたものを持って いけるということ。の国っておそらく元々 は全て砂漠みたいなとこだったんだと思い ます。スカレットが最初にいた場所のよう なあの姿、あの状態がベーシックだと思い ます。でも見果てぬ場所への扉に近づくと 一気に文明が発展してほとんど元世と 変わらないような形になっていました。 クローディアスは城に住んでいて部下の 武器や装備などもそのままでしたからね。 なので死んだ時に自分が保持しているもの がそのまま死者の国に反映されているはず です。でないとクローディアスが死者の国 であそこまで権力を持っている説明がつき ません。ざっとここまでが死者の国への 入国条件とルール。ではこっからは逆に 死者の国から出る方法と出た先に待ち受け ているものについて考えてみます。まず 出る方法は2つでそれぞれで出口が異なり ます。1つはこの死者の国もしくは元世で 命を落とすこと。この2つのいずれかの 条件を満たすと虚無になります。者の国と 原世でそれぞれの命の状態HP的なものは 共有されていると考えるべきなのでこれは およそ間違いないと思いますね。そして もう1つのルートは見果てぬ場所への扉に たどり着き行きたいという意思を強く持つ こと。最後のスカーレットのケースですね 。つまりもう1つの出口は原世よってこの 死者の国とは白発のおば言っていた通り 死者と政者が混じり合う一時停車駅のよう な場所なんですね。そこから本当に死んで 虚、もしくは条件を満たして元世に 生き返るか。この2つしかそもそもなくて 天国なんてものはないというのが真実でし た。生き返るための条件に見果てぬ場所へ の扉へ到達することが組み込まれている 理由は生き返りたいという意思を確認する ためのものなんだと思います。この死者の 国という場所で繰り広げられるサバイバル を1つのゲームのように捉えると意外と 正合が取れますね。ただここまでの説明で あればクローディアスも生き残る可能性が あった。なんならスカーレットと同じ毒を 飲んでいるはずなので生き残っていいはず ですよね。これまでの条件に加えこの物語 の根感や伝えたいメッセージに関わる すごく重要な条件がもう1つあります。 それはの国に住む竜の正体と密接に関わる ので次のパートでお話しします。 細田作品にはこれまでもそれぞれの作品の 中で象徴的な生き物が描かれています。 化け物のことを竜とそばカスの姫のクジラ がまさにそれに当たりますが、今回はクジ ではなく死者の国に竜が住んでいました。 過去作のクジラにしても作中で大きな意味 を持っているため今作の竜も同等に細田 監督なりの役割が与えられているはずです 。まず分かっていることとしてこの竜は空 の海に住んでいます。死者の国と元世は この空の海を境に反転しており、ここに 住んでいることから特別な生き物である 可能性は高いです。そしてもう1つ大きな 特徴はスカーレット以降邪魔する人物に 出会った際に天空から巨大な雷を振らせて 強制的に虚にしていたこと。かなり異質で 強力な能力です。しかもその正体は鳥でし た。鳥が竜のような形を帯びて雷を落とし ていたというわけです。この鳥たちが意思 を持っているとは到底思えないので おそらく操っている別の何かがいるはず。 ここからはより推測の息を出ないのですが 、やはりこの死者の国の管理者は白発 オバーだと思います。明らかに異質な 雰囲気と能力を持っていることは作中の シーンからも容易に想像できますし、彼女 がこの世界にいろんな影響を与えることが できる存在だと考えること自体そこまで 違和感はありません。では問題なのはなぜ 死者の国を管理する必要があるのか。 先ほどのパートでもお伝えしたように一定 のルールさえ守れば後はサバイバルという のが分かりやすいですし、平等なため本来 そうするのが普通だと思います。でも龍を 使って一方的に命の選別を行っています。 これは一体何の基準があってなぜなのか。 まず目的はこの映画のコンセプトと同様で 憎しみの連鎖を止めること。盗賊による 追いはぎのシーンとか分かりやすいです けど憎しみが連鎖すると雷が落ちて虚。 クロディアスが見果てぬ場所に行くための 扉の前でスカレット殺そうとするシーンで も同様です。憎しみが繰り返されることを 防ぐためにあの竜はあの白発オバーは死者 の国にいっています。そしてスカーレット のように憎しみの連鎖から解放される条件 も孵化した上で元世に戻している。そう 考えると例えば火山の噴火で大勢が なくなったシーンとかも説明がつきます。 クロディアス世権に対して反逆を企らむと いうことはより大きいより大勢の憎しみの 連鎖が生まれてしまいます。龍を使って雷 を落とすだけでは間に合わないと判断した 白発オバーは自然の力を操り火山を噴火さ せることで憎しみを持った状態で原世に 生き返るケースをなくし虚へと葬りました 。死者の国の管理と憎しみを断ち切り平和 な世界を実現するという重要なミッション を与えられていたというわけですね。 アムレットが最後にスカーレットに行った 許せ。これはスカーレット自身のことでし た。僕個人としてはやはりアムレットが 悪いことをしていた説が割としっくり来た んですけど、最後にアムレットの亡霊が 登場してスカーレットと話していること からもスカーレット自身が復讐に取り憑か れた人生を送らないように自分自身を許し てやれという文脈が正しいのですが、なん であんなにも古速でなじを許す必要がある のか。正直見ていて違和感がありました。 これは他者を許すということはその憎しみ に囚われている自分自身を解放することを 意味し、必要以上に憎しみに自分の人生を 使っても最後には何も残らず無駄になって しまうかもしれない。そういうアムレット の願いが込められています。というのも もちろん本人が心の底から望んで復讐を 成し遂げたい。そういう人生を送りたいと 思えば話は別ですがスカはそうは思ってい ません。表面上復讐のために生きている ように見せていてもその本質は自分の人生 を生きていきたいと思っているのです。 なぜなら2人の墓人が棺桶を開く場面で 知りたがっている人間について聞かれた後 、スカーレット自身が棺の中に入っている からです。つまり彼女は彼女の中にいる 本来の彼女の生き方を知りたいわけです。 このシの直後彼女はひを通じて開発後の 渋谷駅で踊る夢を見ます。この男子シーン でひは流長なダンスを見せていますが実際 のひはダンスが下手。つまりこれはひが 生きている時に実際に過ごした時間では なくスカーレットがこう生きてみたいと 妄想したシーンなんですね。もし生きて ひりと過ごすことができたら、もしダンス を目一杯踊ることができたら、もしこの 憎しみから解かれて自由に生きれたら、 そんな彼女自身の内側に存在する気持ちに 対してハムレットは許せと言ったんですね 。こうやって整理すると偉大な父だと思っ てしまいますね。というか、そもそもなん であんなにも国民に慕われている王に対し て、たった1つの虚偽の罪であそこまで 追い詰められないといけないのか。もっと 王を信じている側がいて、どうにか冤罪を 防ごうとするシーンとかがあると リアリティが少しはあったのかなと思って しまいます。 今回は全体的にキャラクター像がぼやけ がちですが、その中でも個人的に1番つめ なかったのがひです。そもそもこの死者の 国には本来いろんな人種のいろんな時代の 人がいるべきなんですけど、そのほとんど がキャラバンのような遊牧民族とデマーク 王国の民たちだったので現代日本団地と いうだけでかなり異質な存在ですし浮いて いました。これ説明できる人コメント欄で 教えて欲しいんですけど僕は無理なので 一旦置いておいてひという青年に与えられ た役割というものについて考えてみたいと 思います。まず1つ考えられるのはこの世 の理不尽さの象徴ですね。スガレットが 生きていた時代は武力か交渉によって時刻 の富と民を守るしかなかったため戦争自体 が当たり前の世の中でしたし死人が出て しまうことも普通の時代です。そこから どれだけ平和になったとしてもひのように たった1人の人間の悪意によって最も簡単 に命は積み取られてしまう。そういう 理不尽と根源的な人間の恐怖。これらを 被害者ヒという青年に負せたかったのでは ないでしょうか。もう1つはスカーレット に生きることの大切さを気づかせるため。 復讐に取り憑かれたスカーレットにとって 命は簡単に奪い奪われるものでそれが仮に 自分の命だったとしても生きることよりも 復讐を遂げて指することを望んでいます。 そんな彼獣の心に隠されていた生きたいと いう気持ちに気づかせるためにひりという 存在が必要でした。なぜなら彼は人と 生きることに幸せを感じ人の命を救う仕事 についているから。ひ尻という人物像の 深掘りはほとんど削中されていないので、 彼のパーソナリティは詳細不明な部分が 多いですが、彼の存在そのものが スカーレットにとって重要なものだった ことは確かです。以上で果しき スカーレットの解説考察を終わります。 前回の動画公開時からはすでにSNSで 大きな反響を産んでいる本作ですが、必ず しも悪表のみではないというか、いや、 もちろん多いは多いんですけど、この作品 が好きな人も一定数いると思うので、描き たいこと自体がダメというわけではなかっ たのだと思います。なので、もしこの動画 やSNSの評価だけで映画を見に行くこと 自体をやめようと思っている人は実際に 自分の目で見て、自分の感性でこの作品と 退治してみて、その時どんな感想を持つか で判断してみてください。もしかしたら あなたにとって好きな作品になるかもしれ ませんから。とはいえ以前国標が目立つと いう実態は変えられないので次回作以降の 細田守監督作品に期待したいですね。また この作品は国際映画祭などに出品されて いるので海外でどんな評価が下るのかも 注目ですね。以上でこの動画を終わって いきます。最後までご覧いただき ありがとうございました。よろしければ チャンネル登録いいねお願いいたします。 それではまた次の映画でお会いしましょう 。バイバイ。
#果てしなきスカーレット #細田守 #映画解説
▼前編(感想動画)
▼本予告/公式YouTubeリンク
▼公式HP
https://scarlet-movie.jp/index.html#wrapper
▼あらすじ
“生きる意味”を見つけていく――
父の敵への復讐に失敗した王女・スカーレットは、《死者の国》で目を覚ます。
ここは、人々が略奪と暴力に明け暮れ、力のない者や傷ついた者は〈虚無〉となり、その存在が消えてしまうという狂気の世界。
敵である、父を殺して王位を奪った叔父・クローディアスもまたこの世界に居ることを知り、スカーレットは改めて復讐を強く胸に誓う。
そんな中彼女は、現代の日本からやってきた看護師・聖と出会う。
時を超えて出会った二人は、最初は衝突しながらも、《死者の国》を共に旅することに。
戦うことでしか生きられないスカーレットと、戦うことを望まない聖。
傷ついた自分の身体を治療し、敵・味方に関わらず優しく接する聖の温かい人柄に触れ、凍り付いていたスカーレットの心は、徐々に溶かされていく―。
一方でクローディアスは、《死者の国》で誰もが夢見る“見果てぬ場所”を見つけ出し、我がものにしようと民衆を扇動し、支配していた。
またスカーレットが復讐を果たすために自身を探していると聞きつけ、彼女を〈虚無〉とするために容赦なく刺客を差し向ける。
スカーレットと聖もまた、次々と現れる刺客と闘いながら、クローディアスを見つけ出すために、“見果てぬ場所”を目指してゆく…。
そして訪れる運命の刻。
果てしない旅路の先に、スカーレットがたどり着く、ある〈決断〉とは――
切り拓く。新しい自分を――
(公式HPより抜粋)
▼作品概要
┃タイトル:『果てしなきスカーレット』
┃公開日:11月21日(金)
┃キャスト:芦田愛菜、岡田将生、役所広司 他
┃監督:細田守
──────────────────────────────
11件のコメント
考察ありがとうございます。
しかしこんな相当好意的な考察しないと、物語の筋さえ意味がわからない世界なんですね。独りよがりな脚本としか言いようがないですね。
死者の国なのに、なんでそんな一時停止的な中途半端な場所なのかも、意味がよくわからない。笑
本日、果てしなきスカーレット、劇場で観てきました。
ヒロインのスカーレットの表情や声も迫真的で素晴らしかった。しかし、ストーリー展開については、所々に、もやもやしたものがあり、この動画説明等で説明してもらい、やっと腑に落ちました。
しかしながら、話の終わり方が、短絡的な御花畑的平和主義に終わってしまった点が確かに残念で、それだったら、最後に「聖、ありがとう。」というセリフを入れて恋愛物語的にエンディングに持っていくみたいな感じが良かったのではと思いました。
総じて、作画や音楽、音響とか素晴らしかったのだけど、ちょっと残念なところもある作品だったと思いました。
こう考察すると、ますますテーマありき、結論ありきで積み上げた世界というのが逆証されてしまいますね…ご都合主義そのものではないか
キャラの言動も思想も、キャラが動いてるではなく、神(監督)のメッセンジャーとして動かされている。
愛を知りたいとか巫山戯たキャッチコピーを貼り付けるより先に、先ず自分の作品に愛を向けるべきでは
馬を軽快に乗りこなし、弓の腕前も名人級
戦いではなく話し合いで解決しようと武器を持って敵陣に突っ込み案の定窮地を招く
スカーレットに殺すなと言いつつ最終的に自分が2キルする
それが聖
クローディアスは何で誤飲してんだよ😅聖は何故中世の死者国に堕ちてきたんや❓しかも最終的にキャラブレしたの面白かった。見果てぬ場所って何処に繋がってるのかな❓令和の復讐劇はキツいモノがあったけど疑問点を多く残したこの作品。腑に落ちない点が何か気になる😓だからこの考察に辿り着きました😨
作り手側が深い設定してないからまともな説明なんてつかないのよね多分。
スカーレットの父は死ぬ直前で「その後のスカーレットが復讐にとらわれ、しかもそれを成し遂げられずに、そんな自分を許せなくなるような未来」を予見できたのだろうか。
予見できなければ「お前自身を許せ」とは言わないだろう。
なんで、そんな解釈に至るのか。
「叔父を許せ」以外の解釈は無理があるような。
この考察の通りなら、細田守のたどり着いた復讐の連鎖からの解放は思想統制だということ。許したから生き返り、憎しみに囚われたから葬られる。ババアによる言論統制。それが通用するのもババアの世界だけだから現実世界では通用しない。やっぱり思想的に薄っぺらい。
果てしなきスカ
金払ってインフルエンザでうなされた時の悪夢は見るべきじゃない
一部でユア・ストーリー超えだからな
ヒットしてたのは奥寺映画だったという衝撃
細田には思い入れとかやりたいこととか何も残ってないんだとビックリした
ソレとも今の日本は何も無い砂漠で砂を噛まされる拷問で狂っていて唐突な意味ナシ、オチナシ、どうでもいいという痛烈な細田からのメッセージ?
若い男はお砂糖、若い女はお花畑で動機も目的も過程もフワフワしてて
酷くない?
俺は、好きだったし、スカーレ🙃ットちゃん可愛いかった
9:53 現代人の人数が少ないのは、昔より争いが減って医療技術が進歩して死亡率が減ったからかもしれませんね。にしても同じ時代っぽい人ばっかいて違和感あったけど…