ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.10.02 11:40
映画『暗殺者(たち)』を巡る歴史歪曲論争が、出演俳優にまで広がっている。保守系市民団体の新自由連帯は、主演俳優ユ・ヘジンの自宅付近で集会を開くと予告した。
新自由連帯のキム・サンジン代表は1日、自身のSNSに、ユ・ヘジンの自宅とみられる建物の写真とともに、屋外集会届出書の一部を公開した。
公開された届出書には、集会名として「ユ・ヘジン糾弾、『暗殺者(たち)』製作会社糾弾」と記されている。主催者はキム・サンジン氏で、参加予定人数は20人と記載されている。開催期間は3日から30日までと明記されており、毎日午後4時30分から行う計画だ。
キム代表は投稿で、「映画『暗殺者(たち)』の主演俳優ユ・ヘジンの城北洞(ソンブクドン)の自宅前で、集会の届け出を済ませた」とし、「私が集会を開けば、おそらく所属事務所がユ・ヘジンの住む場所を変えるだろう」と述べた。
さらに、「後日、ユ・ヘジンが家を出て逃げたことを証明してみせる。闘争!」と書き込んだ。
ただし、キム代表が公開した届出書の真偽は、まだ確認されていない。
◇ユ・ヘジン出演のバーガーキング広告にも飛び火…批判相次ぎコメント機能停止
これに先立ち、ユ・ヘジンを広告モデルに起用したバーガーキングにも飛び火した。
バーガーキングは先月16日、新メニュー「トリュフマッシュルームワッパー」の発売に合わせ、ユ・ヘジンを広告モデルに起用した。ユ・ヘジンの名前と「NEW」を組み合わせた「ニュー・ヘジン」をコンセプトとする広告を公開した。
しかし、一部のネットユーザーが『暗殺者(たち)』への出演を問題視し、批判的なコメントを投稿した。先月30日、バーガーキングの公式YouTubeチャンネルにアップロードされたユ・ヘジン出演の広告動画で、コメント機能が停止された。公式インスタグラムでも、ユ・ヘジンの広告に関する投稿へのコメントが制限された。
もう一人の主演俳優イ・ミンホのSNSや、映画に推薦コメントを寄せた俳優たちのSNSにも、批判的な書き込みが相次いでいる。
一方、先月23日に公開されたホ・ジノ監督の『暗殺者(たち)』は、1974年8月15日の光復節(解放記念日)記念式典で起きた陸英修(ユク・ヨンス)夫人銃撃事件を題材にした映画で、ユ・ヘジン、パク・ヘイル、イ・ミンホらが出演している。
当時の捜査当局は、北朝鮮と在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総連)の指令を受けた文世光(ムン・セグァン)が朴元大統領の狙撃を試みて失敗し、その際に陸夫人が銃弾に当たって死亡したと結論付けた。しかし、映画は事件の背後に政権の関与があったとする陰謀論を提示し、公開前から物議を醸していた。
公開後は、野党側や保守陣営から「歴史歪曲」「故人への冒瀆」との批判が噴出し、製作陣に対する告発にまで発展するなど、波紋が広がっている。
