「閃光のハサウェイ キルケーの魔女」初週興収8.4億円の評価は? そしてその真価は… #エキスパートトピ
アニメ映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」の初週3日間(1月30日~2月1日)の興行収入(興収)が約8.4億円と発表されました。同作は、2021年に公開された「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の続編で、三部作の第2弾です。前作の初週興収(3日間)の約5.2億円を上回りましたが、昨今のアニメは「鬼滅の刃」や「名探偵コナン」など大ヒット作が出ているだけに、それらと比較して「下」という意地悪な見方ができなくもありません。参考になる記事などを紹介しながら、同作について考えてみます。
ココがポイント
1月30日公開 『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』TV SPOT
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ@gundam_hathaway 2026年2月2日午後0時0分の投稿
「閃光のハサウェイ」は、大人の鑑賞に堪えうる、極上のサスペンスであり、人間ドラマです。
出典:WEBザテレビジョン 2025/12/24(水)
興行収入60億円という目標は決して非現実的なものではなく、本作には突破可能なポテンシャルがある
出典:映画.com 2026/1/31(土)
エキスパートの補足・見解
「ガンダム」シリーズの中でも、元々「閃光のハサウェイ」は、シリーズの知識があるファン向けであるのは確かで、今回の初週興収は驚異的です。「キルケーの魔女」は、続編ものであり、前作の公開から約5年が空いた上に、相当複雑な内容でした。それでも前作を上回る興収を出したのです。
3日間の興収で、テレビアニメの先行公開だった「ジークアクス」は約5.9億円で、24年公開の「SEED FREEDOM」は約10.6億円でした。条件の異なるものの両作品を参考に考えると「キルケーの魔女」の興収20億円は射程内にあり、どこまで上積みできるかです。
アニメ映画で興収100億円を超える作品は、老若男女を問わず客層を取り込んでいます。しかしジャンルや方向性の偏りは望ましいことではなく、今回のようにエッジの利いた作品も必要です。
ちなみに「閃光のハサウェイ」の真価が問われるのは、次回作です。小説では、悲劇的な結末が描かれましたが、アニメ映画は……。小説のような終幕でも、異なるエンドでも、大論争が繰り広げられるのは確実です。
ともあれ今作も、コア層が絶賛を続けて、ライト層が興味を示す理想の流れになれば、興収も想定以上に伸びそうです。