黒澤明のライフワーク映画解説　by　ちかこチュベローズ

黒澤明のライフワーク映画解説　by　ちかこチュベローズ

クサ映画の集制ランのロケ現場の撮影を 許され記録を取っていた青年がいたその 青年は悟った俳優を叱り飛ばすとされる 厳しい黒沢監督のイメージは巨像だったの だと黒沢監督の真の人物像を世の中に 分かってもらいたいその熱い思いに反省を 費やしかつてのはついに記録を復元させた 蔵の映像が今ベールを脱ぐのです映画クサ アキラのライフワークの解説をいたします よろしくお願いしますクサアキラのライフ ワークは1985年当時大学生だった川村 光彦監督が収録した黒沢明監督のランの メイキング画像を元にした ドキュメンタリー映画です黒沢監督の知ら れざる人物像にスポット当てた興味深い 内容となっています当動画では川村監督と のコラボレーション企画ということで川村 監督から黒沢明のライフワークの映像全編 の使用許可をいただきました本作は不定期 ではありますが映画館で公開されています 鑑賞のお問い合わせは動画説明欄のリンク より川村監督にお願いいたしますそれでは 本作のシンをして を解します黒沢監督の演技指導は監督自身 が演じるスタイルであり至っても静かです 蛇の卵は白くときれだの 卵そこはこっちったらどかこうこう向いて のにねこっち向いて蛇の卵は白くて綺麗 だてこういう側にってこら じじ蛇の卵は白くて綺麗だ最後にと抜いて こうやれったら一番いいんじゃ ないはい了解 さげ じそのカがね そ抜きか ねさっきうかった よそのぐらいでいいんじゃないかそれ抜く とこが難しい ねや ね回ったらそこで回ってる間に抜いたらあ 立ってですね うんだ からあんまり近づかないところ でぐるっと回るんだよね見回し てうさぎじゃそんでいいだろうんねそう しようよいはい よいスタートスタート [音楽] り もおに変わって正番してくれるえ待て 待て無じゃたのことは大の口からすかと 聞い [音楽] た はい走んだけどどうしようもねえ どしもないよ走ってくれ なきゃそのままでこうなっていけば出てく んだよマも向いた瞬間にお尻後ろで 突き出しちゃうからダメなの はい何回もやってこ なはい行くよはい スタンバイあ桜ちゃんの隠れてて隠れて くださいいいですかいいよはいだめだこれ 気が出ちゃう出 回 入るもうせもう少し積極的な気持ちになっ てやれよ はいあこ ないこれ最初曇ってったとこから火が出 なきゃ取れないんだはいもう1ぺやって からそこまで来て走り出すのはい俺が言わ ないでも何回も練習したらどうだできない んだから はいまずそこでびっくりしなきゃ単語が来 たんだろ何にもリアクションもないやめ た今日 中止この場面は誤解されがちですが黒沢 監督は役者に対して怒って延期したのでは ありませんこの前のカットがどだったの ですが練習をしているうちに日が出て しまいカットのつり悪くなるた撮影を延し たのですまた役者にバジスの練習の時間を 与えるためというのもあり [音楽] ますお疲れ 疲れあんまり大きい 声 た出し たあの1回サブロにひられて場所をさない 向け たそこうこう持ってるでしょ場所はへ向け たってこうでもいいからさえ指さしこっち が ね三郎を打ち取ったもはこの戦の1番手柄 じゃ 何とのを破ればいはられそれもよかろ られ じゃ後郎後日三郎に名目を与えおをきて 戦うより今日敵に侵略のおを着せて戦う方 が有利だ愚かな敵はサブローのだけでは ない知だ藤巻が酒を藤巻が酒を犯すなら それも藤巻が国を犯すならそれもよしらし て攻め入りとこのと石するまでじゃいしい お言葉じゃが言葉だけでは戦には勝てませ んぞ俺が嫌なら俺についてくるだこの戦を 恐ろしくば俺を捨てて逃げるが良い俺を 捨てて逃げるが良い殿殿を捨ててこの黒金 にどこへ行けと言わ れるそういうとこもね こう逃げるなよ言ってこうやっててよね 少し派 にもう少しセルフを入れといてはい あんまり大きく声食べちゃうはい決して1 日にねこんなに進歩するわけないんですよ ねもう毎日毎日やってて1日にもほんの目 に見えないぐらいのでまたそれを繰り返し てくちにだんだん進歩して理解のくなるん でね1日には決してそんなには進歩しない だ現場で行ったってそう治るもんじゃない んですからそこで根本的ないわゆる演技は どういうものかっていうそっから教え込ん でいかないとね本もわずかですよそれを こう積み重ねて2ヶ月半達すとまるでは 違う俳優さみたいになっちゃうその努力が 大変なんでね現場で言っても早急にはよく なる成長するのをじっくりと待つ演者を しるとネガティブな感情が演技の表情と なって現れてしまいますそこで黒沢監督は 叱らずに演者が成長するのを何ヶ月も待つ のです [拍手] [音楽] さあどうしてこかのかわから ない美の柵をして えはいもう1 [音楽] 回 はい す僕も NGを連発しても叱らない黒沢監督の 気持ちに答えようとするあまり井川さんは 余計に気持ちが空回りしてしまうの でしょう [拍手] ねをぼし た今 もうちょっと入れてくれセはいこい よこパジコ2 [拍手] ですよいごめんなさい [拍手] [音楽] よい [拍手] さあ毒物をらし俺の作をうして一的滅ぼし た今た女の恵の朝朝ではあり ませ親兄弟の恨みのこもったこの城がえ 地文が滅びるさ笑はこの目で見た か は い大丈夫 最初にねあのここをどういうものが取り たいのかどういう側に取るのかそれを言い ますそうする天子角を狙ったアグをこの だけを取るわけですからねそそれもね2 段階に分けてね火が飛びましたよねでそれ からま中が色々あるわけだけどそんで中に も火が回ってま反響乱の状態になっ てそれから あのこのカットになるわけだけどねでま 発狂して出てくるわけだけどそれがずっと あのあの石段を降りてそれからあの内のも を通り抜けるところまであの今度は狙うと 思うですよねで村まあと時代追加して5台 でやるわけですけどとにかくあれはあの 建物自体割と本格的にできてるんでね そのるまでね僕割と時間がかかると思うん ですよでずっとこん中にねそのハさんがい るっていうのは不可能だからここでみんな 待っててもらってねその木の周りが ちょうど良くなった時にあのよいと長ない と中へ入っ てこれ はの外 からそれは4の勝ちですね [音楽] 台と このように黒沢監督は本質的には芸術家な のです芸術家ならではの作品に対する死さ と繊細さが見て取れます ね見え ちょっと待ってをってんだから こんながあるのこれ入れてそこもねそこも ね掘らなきゃいけないねそれとね下を全部 あのこれれに通してギリギリに結ばなきゃ しょうがないよいつまで経ったって決まん ないだ から間ぐらいかこん知ったらうんうんじゃ スコップ使って これ全部通して稽古しますからねそれを よく見ててであとその満屋なんかあの方式 の時ちゃんとやってねじゃみんなこっち来 てメンスタッフからない から本日の巻狩りの1番手柄は大いの師を 痛められた一文字殿 じゃまずは 執着いやあのこい の突然わしの前へ飛び出しよってまは はねるは仕留めるどころか楽松かつっ [笑い] てうんあの大井この場で料りましょうか いやあれは古い の肉は固く臭いとても 食えさがらこの秀虎よは 食える かの似ても焼いても食える わお急ぎお急ぎ将来地獄とにあ極楽はか なりこそやらな来 せろ うんなるほどねこのここの後の間が ちょっと持てないね いや食い気味にいやそうじゃなくこくはか なりあのBカメラはこの今捕まえられる えっと倒れた後ですかねえっと今アウトし てるんアウト下げてもトが切れちゃう えど半端なんですねあのと2人になれない はいえちょっと静かにタンゴと2人になれ ないパッダウンしてちょっと引きやっぱ 寄った方がいいですかいやいやこのまま そのままそれはできますけどね うんちょっとあのサイズがちょっと遠い ですけどね遠いええあの3人でこう2人に するもんですから分だけちょっと答えうん いやそれあの間開いてもいいから2人にし てくれないかはいで中はあのひたらだけ 狙っててよあのパンしパンしないパンダン しないでしないでうんでBキャメラがパン ダウンしてこれれからたかちゃんの方は これ入ってるね入てはいそうしましょう [音楽] それと同時にね例えばそうじゃない こうちゃんといろんなね芝居の場合でもね 人間の感情っていうのは中断してねこう 人間の感情がここまで上がったその時が こっからやってくれつても飛べないだから 長いこう稽古してね長い はいカメラず取れば感情の流れは自然に つがるん でまたけたよ裏切ると持のだこれはまた 裏切ると申して裏切るものはおりませんで は太郎郎が裏切ると申すのか郎は兄が家を つるのは不満なのだよ郎先ほどからの言葉 はそのための残念 かだによってはたを っ3本のも遠にこのじゃそに取り消しよ この全は許せんせろ った [拍手] ね今度あのトラと藤巻はい よいスタート三郎同然も許せ共に せろガットオあの側の向こう行きますはい オもう1つこっち えこっちがね面白くないからもっと向こう に持ってったらいいんじゃないかと思うん だけどねえわかんないでしょわかんない こっちだねえほん で切れれ ばすごい入がったらヒトラがこうすっと いってその背中に寄っといてぐいっと持っ てこうかこれれは ニこの全体をまずロングのワンカットで 取ってからアップを取るという手法は音楽 会におけるバンドのレコーディングの方法 と一緒です字のロングショットを作らず ダビングのみで収録すると感情表現に段差 ができてしまい1本のシーンとして成立し なくなってしまいますそこでロング ショットで感情表現がつがったベースを 構築した上でアップを追加することにより シーンに変化と彩りをつつけるのです追加 のアップはならギタースロのダビングと いった感じですねこの後オケティク収録後 に目線を確認するのは目線を合わせておか ないと字のロングショットと繋がらなく なってしまうから ですそこでこう見ましたねあの前の時もね あり ますはいオ [音楽] 例えばねこういうところを例えばセリフで ねあのこれを省略することもできるけど ね映画っていうのはね例えばキャメラって のはどこでも入ってくるいう オールマイティな水質を持ってるでしょだ からお客がこういうとこ見たいって言った のねただセリフでごまかすのは僕は間違っ てる現代の日本の映画は説明リフやが モノローグで状況を説明することが多い です言葉で説明してくれるのは一見親切な ようでいて観客の想像する楽しさを奪って しまいます言葉で説明するのは小説だけで 良いのです絵に語らせるからこそ映画なの ですそういう点でね大変ここはこれを承ら してもいけるっていとこどになせあえて 大変その撮影が困難だうんそれ はお客にちゃんと見せたいと思ってね代表 とし中点ではとても努力し てそれそれが僕は映画精神じゃないかと 思って [音楽] それにね なんか不思議ななんか自然の力が変わって ね思いもかけ ないものが取れることがあるんですようん それそういう時はすごく嬉しいけどね思っ た通りに取れたとこていうのはそれほど 嬉しくないねそうじゃなくてそれ何かが 加わってなんか 素晴らしい感じになった時はとても嬉しい と思いますけど でね例えば何のために絵が取ってるかって いうね難しいんだけど僕として は映画のために映画撮っ てるのが一番近いんで ね画を使取ればお客もそれで喜んで もらえるだろうしプロデューサーも喜んで もらえるだろうしとにかくただいい映画を 作 るってことに全力を尽くしてるんだねだ から口言え画のたにやって るっていうのが僕の気持ちです1つの作品 でね2箇所あこれは本当に画になったなっ ていうとか箇所あるんですけどね全部が画 になったとはなかなか思えないでねだ からそいつ全部映画にしてみたいと思って おそらくそうはならないと思いますけどね その道で成功してもなお作品を作り続け たいと思うのはこの全部映画にしたいと いう芸術との願望から来ていると思います 黒沢監督が若い頃に目指した画家は1人で 制作する芸術です自分が努力すれば良い 作品に仕上がりますそれに対し映画は スタッフとキャストが一眼となって制作 する共同芸術です他人に努力を強制する ことはできません細やかなきりでスタッフ やキャストに接し自発的に努力してくれる 雰囲気を作っているのですね さんどうもありがとうどうもありがとう今 素敵だったよはい どやりたいオッケー ですよいい か よいスタ [拍手] [拍手] [音楽] [拍手] たんで距離感行っただろなんで距離感考え ないんだよそのためにやった覚えてくれた じゃないです か まする場じゃないんだよ聞いてだだそこの 位置の覚えてくれさっき発砲が住んでから 突撃に移る馬もう少し飛ばしてください牙 の指導担当スタッフは声を荒げていますが 黒沢監督の口調はいって穏やかです黒沢 監督は演者を叱らないのですまた指導担当 スタッフも良い映画を作ろうとするあまり 声を荒げてしまうのだと思いますみんな 頑張っ てはいはい よい スタート せ押せれ 撃て [拍手] [音楽] 鼻持ってか持確認してください うどうぞっと待 ね持ってのか持ってないのか今途中 ですじゃないはいラが持ってるか持って ないのか今は持っていませんあ早く持たせ ない今今ですか途中持ってバモ はい黒沢監督はスタッフに対しては叱る時 は叱りますしかし気持ちを引きずることは ありませんすぐにきり怠らない穏やかな 監督に戻り ますの確かあのだすぐ言わなきゃでそれ から中台さんええ えじゃもう1 回映画でねやっぱり一番重要なのは編集だ と思ってるんだけど ねたっぷり編集の材料をねいかに取るかっ ていうのが僕のやり方であってねこの シーンもこれどう外に編集するかまるで こう迫力も違ってくんでねのラッシュを見 て そのそこ編集した時その編集したものは僕 ま大体こうていうことは1箇所にしか いらわだけどね釣キャメラのとこで全部僕 はいるわけに行かないんだけども大体その 検討はつけてるんですけどねだけども実際 はこれがラッシュになってねそれを材料に してどういう外に編集してるていうとこが 勝負ですね私もYouTubeをやってい て実感するのは編集が本当に大切だという ことですロ監督のおっしゃる通り編集第で まるで動画の印象が変わりますロケは素材 集めであるという黒沢監督の考え方には大 です やっぱりリアの部分と日本の話の部分は どういう分析作品について説明するのはも 嫌いなんでねご覧になってくださいこの 黒沢監督の言葉は自分の作った作品には 表現を全て注ぎ込んだという自信がある だけでなく作品そのものを見て評価して 欲しいという芸術家ならであの強い願望の 現れだと思いますよくある映画の解説とし て作品のバックグラウンドを説明される ことが多いですが映画鑑賞というものは 本来社会化のような暗記科目ではありませ ん作品の背景や俳優さんに関してなどの 予備知識は本質的には不要なのです スクリーンで表現されているものを全身で 受け止め何かを感じ取るものでありその 何かは観客それぞれで異なっても良いの ですいわば現代国語の独感想のうなもです 私がクサー映画が大好きな最大の理由は 表現の全てが映像として注ぎ込まれている ことですとチャンネルの解説もクサ監督が 全力上げて表現されたものを真摯に 受け止め感じたことを綴るようにしてい ますお [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] 皆様も本当の意味で映画鑑賞をされては いかがでしょうか

Life work of Akira Kurosawa 名場面紹介